看護師・キャリアの悩み解決コラム3 ナースの心を天気で『見える化』

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ナースの心を天気で『見える化』

看護職員の不安や悩みをお天気マークで『見える化』

東京都内のある病院では昨年春、看護職員の気分を「晴れ」や「雨」といったお天気マークで表現し、不安や悩みを“見える化”する取り組みを始めました。職員は出勤時と退勤時の計2回、タイムカード横に置かれたタブレット端末に、その時の気分に合ったお天気マークを入力します。マークは「虹」「晴れ」「晴れ曇り」「曇り」「雨」「雷」の6種類。何を選んだかは上司も見ることができるため、病院側は、職員の心の変化を察知することで、早期のフォローアップにつながることを期待しています。



■交代制は心の変化に気づけない

自分が選んだマークを上司に見せるかどうかは、
最終的に本人が決めることになっていますが、
この病院では職員全員が同意したと言います。

上司がチェックするとなると、「晴れ」や「晴れ曇り」といった
“無難な”マークに偏ることも想定されましたが、
実際に始めてみると、「虹」や「雷」のマークを選ぶ職員が
少なくないことが分かりました。

看護師長のHさんは、
三交代制の病棟勤務では、全職員との顔合わせが困難なため、
一人ひとりの心の変化にまで気を配ることは容易ではないと指摘します。
「毎回、誰かが気づけばいいのですが、
リアルタイムではどうしても分かりづらい部分があります」。

晴れマークばかりだった人が突然、雷を選ぶようになったり、
逆に雨マークばかりだった人が、
急に虹を入力するようになったりした時は要注意!
こうした場合、個別に面談の機会を設けるなど、
管理職が積極的にコミュニケーションを図っているそうです。

「看護職は、患者さんのことに一生懸命な半面、
自分の体調や精神状態に目を向けにくい職業なのかもしれません。
自分を知る意味でも、いい機会になるのでは?」。
Hさんはこう考えています。

■12月からストレスチェックが義務化

ある製薬企業が世界16か国で実施した調査では、
日本の労働者の10人に1人が、
過去にうつ病を発症した可能性が高いことが分かっています。
この調査では、職場にうつ病の人がいることに
気付いている日本人の約4割が、
それに対して「何もしない」と回答しており、
うつ病に冷たい日本の職場の実情が浮き彫りとなりました。

上場企業250社を対象に行われた別の調査では、
うつ病などの心の病が増えていると回答した企業の約6割が、
職場でのコミュニケーションの機会が
減っていると感じていることが明らかになっています。

今年12月以降、従業員50人以上の事業所では、
職員を対象とした「ストレスチェック」の実施が
義務付けられます。
医師や保健師らが職員のストレスの度合いを点数化し、
心のケアの必要な職員を見つけるためのもので、
本人が希望する場合、医師が面接指導を行うことになります。
ストレスチェックは医療機関も対象となるため、
今後、職場環境の改善に向けた取り組みが
進んでいくことが期待されます。
企業の健康管理などについて助言を行う精神科医は、
「本気で取り組めば、職場環境の改善によって労働者の意欲が高まり、
生産性の向上につながる」と話しています。

■看護協会の指針で勤務体制が改善

ところで、看護職員のストレスの原因の一つとして、
夜勤による不規則な労働環境が挙げられます。
日本看護協会では2年前、看護職員の夜勤・交代制勤務に関する指針を公表し、
「勤務間隔を11時間以上空ける」「勤務の拘束時間は13時間以内」など、
11項目の基準を示しました。

昨年、同協会が行った調査では、
「勤務の拘束時間は13時間以内」「夜勤の連続回数は2連続まで」
「夜勤・交代制勤務者の早出の始業時刻は7時より前を避ける」の3項目について、
3交代制勤務の病院の8割以上が実施していることが明らかになりました。

また、2交代制勤務の病院の9割超で、
「勤務間隔を11時間以上空ける」
「1回の夜勤後にはおおむね24時間以上の休息を確保」
が行われていることが分かっています。

同協会では、
「医療現場で指針に沿った勤務体制見直しの取り組みが
進んでいることなどが明らかになった」としています。

今回は、看護職員の職場環境について考えてみました。
いかがでしたか?
皆さんも、お体に気をつけてくださいね!



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