看護師・キャリアの悩み解決コラム12 電子カルテVS紙カルテ!どちらが優れているのか?

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電子カルテVS紙カルテ!
どちらが優れているのか?

看護記録にどのくらい時間がかかりますか

看護師の皆さんは、果たしてどれくらい看護記録に時間を割いているのでしょうか。
今回は看護記録について考えてみたいと思います。



■以前は遅くまで残るのが当然だったけれど

先日、人事コンサルタントの方からお話を聞いた際、
少し前までは、新人看護師は夜遅くまで
看護記録の記入に追われていたと話してくれました。

その方は、病院は単に記録しなさいと言うだけでなく、
負担を軽くするような仕組みをつくらないと、
スタッフが残らなくなるのではと危惧していました。

看護師の病棟業務は多忙ですし、
患者の入院日数はますます短縮する傾向にあります。
その中で諸記録を作成していかなければなりません。

ただ、記録が負担になり過ぎると、
患者さんに接するという中核業務が疎かになることも考えられます。
スタッフも「私の仕事は本当にこれなの?」
と疑問が浮かぶかもしれません。

■1件当たり10分以内で記入する人が大半

「CBnews」では高崎市医師会看護専門学校の酒巻哲夫副校長と
共同で、ニュースに登録している看護師の方にアンケート調査を
行いました(2014年3月実施)。

看護記録を作成するタイミングについて尋ねると、
「患者の状態を見たら、なるべくその直後」23%(40人)、
「業務が多忙なときはメモに残し、
時間のある時に数人分まとめて作成」55%(96人)、
「業務終了時にまとめて記録を作成」19%(34人)
「その他」1%(2人)−という結果になりました。

すぐには難しいが、時間のある時にまとめて作成する
という傾向が見られました。

看護記録作成にかかる時間(日勤の場合)を質問すると、
患者1人当たりの平均で「5分未満」27%(47人)、
「5分以上10分未満」45%(78人)、
「10分以上15分未満」17%(29人)、
「15分以上」10%(18人)という結果になりました。
1件当たり10分以内で記入することが多いようです。

■電子カルテの方が時間が少なくて済むという見方も

それでは、看護師の皆さんは1日にどれくらい看護記録に時間を
かけているのでしょうか。

電子カルテを導入している病院と紙記録のみの病院、
両方を併用している病院では、結果に差が出ると考え、
それぞれの結果を出しました。

「電子カルテのみで記録」している病院の場合、
記録する患者数は1日10人以下で、
記録に要する時間は60分以内という回答が目立ちました。

電子カルテを完全導入しているのは大病院が多いと考えられ、
7対1を満たす人員が充実した病院と考えることもできそうです。

「併用」あるいは「紙記録のみ」と回答した場合、
担当患者数には相当の幅がありました。
記録する人数は、5人から10人までが中心ですが、
その一方で「紙記録のみ」を中心に、
20人以下、40人以下との回答も相当数いました。

見方によっては、電子カルテの方が
紙記録よりも時間が少なくて済むとも読み取れました。

電子カルテと紙記録のメリット・デメリットの
フリーコメントを見ても、
電子カルテは情報共有ができる点を評価する声があった一方、
紙記録の時の方がしっかり考えて記録していた
という回答もありました。

■看護記録の負担を減らすことが求められる

看護記録は、日々の看護にとって欠かせないため、
単に看護師に負担になるかどうかの視点だけでは語れないですし、
記入の負担は施設基準による人員配置に左右されてしまうとか、
慢性期では電子カルテのような大きな投資は難しい
といった声もあるかもしれません。

ただ、いずれにせよ、看護記録の負担感を減らすために看護部、
そして病院が何らかの手を打つ必要があると思います。

看護記録について話を聞くと、ベテランの方よりも若い人の方が
電子カルテの記入を覚えるのが早く、
文章もうまいという話を聞きます。

若い人の方が、電子デバイスの扱いやデータベースへの入力に
慣れているというのは当然かもしれません。
さらに、メールを頻繁に行っているからでしょうか、
文章を書く機会が多く、相手に分かりやすい表現をするという
スキルもあるのでしょう。

病床機能報告制度を見ても、
厚生労働省は今後病棟ごとのデータ収集を
強化していくことは明らかです。
看護記録についてもその影響を受けていくのではないでしょうか。
病院もやはり、現場の看護師の負担が増えていくことを
念頭に置きつつ、対策を用意していく必要がありそうです。



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