看護師の職場環境の悩み解決1 仲が悪い?看護師と介護士は何が違うのか?

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仲が悪い?看護師と介護士は何が違うのか?

看護師と介護士はどうして仲が悪いのか?

今回は、永遠のテーマとも言うべき、看護師と介護士の仲の悪さについて真面目に考えてみたいと思います。仕事でもプライベートでも、看護師さんや介護士さんとはよく話をしますが、この話題になると、必ずと言っていいほどみなさん遠い目をされ、口が重くなります。最初は、看護師と介護士の仕事は似ている部分も多いのに、なぜ仲良くなれないのか、正直とても不思議でした。でも、いろんな人の話をつなぎ合わせると、見えてきたことがあります。



■介護士にとって看護師さんは怖い存在?

「なんだか怖くて、相談したくても言葉に詰まるんです」―。
介護士のAさんが、そっと打ち明けてくれました。

医学的知識や経験の乏しい介護士さんにとって、
看護師さんは一番身近な医療者で、心強い存在。
もちろん、医師と比べると、格段に話しやすいと言います。
それでも、分からない専門用語を使って
早口で何かを言われると、体が硬直するそうです。

一方、結婚を機に特別養護老人ホームで働くようになった看護師の
Bさんは、ある日「救急隊に介護士と勘違いされて、なめられた」
と激怒したことがあったそうです。

話を聴くと、救急隊の人に「またか」という態度を取られ、
救急搬送が必要か疑いの目を向けられたのが
無性に腹が立ったと言います。

Bさんは急性期病院で鍛え上げた自分の判断に間違いはないと、
専門用語を使い、まくし立てたそうです。
すると、救急隊は看護師と気付き、態度が一変したと、
Bさんは自慢気に話していました。

自分の仕事に誇りを持つことは大事なことです。
でも、過剰になると、無意識のうちに
周りを否定することになります。

その時、Bさんと一緒に働いている介護士さんが
どんな気持ちだったのか、少し気になりました。
介護士と間違えられたことを怒っているように見えたからです。

■看護と介護の役割分担はあいまいな方がいい?

看護と介護は、「療養上の世話をする」という点では同じです。
でも、あるベテラン看護師のCさんは、
たとえば同じ入浴介助でも、視点が異なると言います。

看護師は、安全や医学的知識に基づく体の動かし方に注意を払い、
介護士は利用者さんの「気持ち良さ」を追求するからだそうです。
看護師も快適性をもちろん意識はするけれども、
その度合いが違うのだとか。

Cさんは、どちらの視点も大切で、両方の視点が合わさった方が
ケアの質が向上すると断言します。
そのため、役割分担を明確にするのではなく、
重なり合う部分があって、時には一緒にケアをした方が
互いの良さに気付くことができ、学ぶことも多いと主張します。

■「退院時共同指導加算」の算定は2割以下

いま、在宅や地域へ患者さんを帰そうとする取り組みが、
国を挙げて始まっています。
その中で、看護師と介護士の連携は要とも言え、
そこに、診療報酬や介護報酬を手厚くする試みがなされています。

たとえば、病院と在宅の関係者が一緒に在宅生活にスムーズに
移行できるように話し合う場を設けることを評価する
「退院時共同指導加算」があります。

その時、病院の看護師と在宅のケアマネが
中心的役割を果たすわけですが、
日本訪問リハビリテーション協会が調査したところによると、
算定可能な利用者の2割以下しか算定できていなかったそうです。

「多職種連携」「チーム医療」など、医療や介護の連携の重要性は
いたるところで叫ばれていますが、
根っこにある互いの仕事に対する意識を変えない限り、
なかなか進展しない気がしてなりません。

明日から、看護師は介護士が何を大切にしてケアをしているのか、
介護士は看護師がどうして自信を持ってケアに当たれているのか、
互いを知ることから始めてみませんか?



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