「高度人材」の受け入れ拡大検討へ
政府の経済財政諮問会議はこのほど、国外からの「高度人材」の受け入れ拡大をめぐる議論を開始した。御手洗冨士夫・日本経団連会長ら民間議員が、高度人材の受け入れ枠を現在の15.8万人から2015年までに30万人に倍増させることを提案。医療・介護関連では、看護師や介護士といった国家資格が必要なサービス業を高度人材の対象に追加するよう求めた。
【関連記事】
医療・介護支援サービスなどの発展を
諮問会議「帳尻合わせの議論のみ」
「開業医と勤務医の格差是正を」
「混合診療の範囲拡大を」諮問会議
諮問会議、08年度予算編成方針を了承
民間議員はその上で、産官学で構成する「推進会議」の設置を提案。関係省庁による検討を早期にスタートさせ、年内にアクションプログラムを策定するよう求めた。
民間議員は、医療など各分野の高度人材を世界中から集め、創造的な経済環境をつくることが経済成長に不可欠と指摘。高度人材の受け入れ枠を15年までの7年間に倍増させることを提案した。
看護師・介護士の受け入れについては、「経済連携協定(EPA)を締結しないとなぜ来てもらってはいけないのか。国家資格がある分野は高度人材と言えるのではないか」などと述べ、国家資格が必要なこれらの職種を高度人材の対象として位置付け、在留資格を与えるよう要請した。
これに対し、臨時議員として出席した舛添要一厚生労働相は、「安い労働力を手に入れたり、30万人という数値目標を達成するために高度でない人が入ったりすることがあってはいけない」と慎重な姿勢を示した。
大田弘子経済財政担当相は会議後の記者会見で、産官学で構成する「推進会議」について「これまで外国からの人材の受け入れについては、政府全体で議論する場がなかったが、首相の指示を受けて官房長官の下に設置されることになる」との見通しを明らかにした。
推進会議は関係省庁の検討状況を秋をめどに諮問会議に報告する。諮問会議では報告を踏まえ、あらためてこの問題について議論する。
更新:2008/05/12 11:37 キャリアブレイン
新着記事
- 厚労省改革、きょう初会合 懇談会の有識者10人に(2008/08/08 00:00)
初の介護報酬改定影響調査を実施へ−厚労省(2008/08/07 17:32)
「広域対応訪問看護」を検討−厚労省(2008/08/07 15:50)
過去の記事を検索
キャリアブレイン会員になると?
専任コンサルタントが転職活動を徹底サポート
医療機関からスカウトされる匿名メッセージ機能
独自記者の最新の医療ニュースが手に入る!
【第22回】小野俊介さん(東大大学院薬学系研究科准教授、薬学博士) なぜ、薬害が起きるのだろうか。薬害の再発を防止するにはどうしたらいいのか―。薬害肝炎事件の反省を踏まえ、厚生労働省は医薬品の安全対策に当たる職員を大幅に増員する方針を決めている。しかし、増員された職員が働く新しい組織の在り方について ...
島根県では現在、県内の医療機関で勤務する即戦力の医師を大々的に募集している。医師確保を担当する健康福祉部医療対策課医師確保対策室が重視しているのは、地域事情などに関してできるだけ詳しく情報提供すること。実際に生活することになる地域についてよく知ってもらった上で、長く勤務してもらうのが狙いだ。同室で ...
WEEKLY
各地で「猛暑日」となる気温35度を記録するなど、今年の夏も暑い日が続いています。体調を崩さない為に夏の健康対策をどうすればいいか、医師に尋ねました。
